薬草
新国立に忠臣蔵を観にいった娘に 「ドクジントウ、ってなに?」 と聞かれ 「うーん(゜-゜)、 ウド(独活という)と オタネニンジン(いわゆるチョウセンニンジン) の薬湯かしらねぇ??」と 間抜けな答えをしたのは、私です。 独参湯はオタネニンジンのみを…
1600年前後から なんとなく 本草史(そんな言葉があるのかわからないが)は 新たなエポックに入るように思う。 若き林羅山が長崎において入手した明の本草書「本草綱目」(ほんぞうこうもく)を 老いたる徳川家康に献上したのが1607年。 喜んだでしょうねー、…
先月、只見にお邪魔した時に 咲いていた、ジオウ。これはカイケイジオウという種類ですが、アカヤジオウというのもあります。ジオウは老人の漢方、的な位置づけの「八味地黄丸」に配合されている薬草です。八味地黄丸といえば、漢方オタク家康愛飲の「八ノ字…
前回久しぶりに投稿して、その時にリアクションをいただいて、ありがたかったです⤴️人間だもの、やっぱり嬉しいものですよね、リアクションいただけるのは。そしてどこの何方様から存じませんが、過去記事を見ていただいてありがとうございます❢薬膳に絡めて…
薬草講座の先輩にサフランをたくさんいただきその折に 『サフランオイルを作ってみれば? お肌、しっとりするわよ。 お料理の分はまた差し上げますから。」といわれ作ってみました。 「ヨモギオイルを作るのに、 太白ごま油を96℃まで熱して、60℃まで下がった…
うけら。 オケラともいう。 京都の八坂神社で年末に焚かれるオケラのことである。 うけら焚きは 焚きしめた煙で邪気を払うというのが目的であるらしい。 おそらく探せば各地に同じような神事があるのではないかと思われるが 不勉強なので、思いつかない。上…
今日は薬草講座の先生の下、トウキという薬草の湯揉(ゆもみ)作業をお手伝いしてきました。湯揉とは根を高温のお湯で洗うことで、こうすることで味も良くなるそうです。今日で2回目。頑張ったなあ。トウキを実感できました⤴️朝から夕方までだったけど、全然疲…
徒然草第九十六段に薬草のメナモミの記述があります。 曰く 「めなもみという草あり。くちばみにさされたる人、かの草を揉みて附けぬれば、 即ち癒ゆとなん。見知りおくべし。」 まむしに噛まれたらめなもみという草を揉みこむと効くんだって、これ覚えてお…
「今日はよく目をつかったし、肩も凝ってるわー」 というときによくお風呂に入れる入浴剤がウィンターグリーンの香りのもの。 このウィンターグリーン、 今の時期にお花屋さんに出始めている チェッカーベリーと同じものです。 丸い赤い実が可愛らしく 深い…
太平洋戦争時、八重山諸島にいた民間人が ばたばたとマラリアに倒れたことは 悲惨な事実として記されている。 薬の行きわたらなかった民間人は フーチバー(ヨモギの現地語)を燻(いぶ)して蚊遣りにしたり、 そのしぼり汁を飲むしかなかった。 時が下って …
次女が来ることになって 「すわ!」(おおげさ?)ということで サフランライスを作った(理由は後で)。近年サフランで町おこしをするところも 多くなって、大分の竹田市、埼玉の鶴ヶ島市などがありますが、 もっとたくさんの自治体が名乗りをあげるといい…
そういえばコウライニンジン、 はい、飲んでます。 本に拠れば、虚弱者以外の使用は 「5~7日に一回の服用でよい」 「一回の煎服は3~9g」 とありますので、今日がとりあえず三回目の煎服。 まだあまり変化は感じません。中医学の概念で冬病夏治(とうび…
「吉池(よしいけ・魚の品揃え豊富✨)で、コウライニンジン売ってるよ」と 義理の姉からタレコミが! 「なにぃ」チン!と電話を切るとワシャワシャコートをひっ掴み(七曲署風) 現場に急行 ブツが目立つところに山積み!! かなり立派なものが 二千円から三…
前回の記事で吉田キャプテンの発言について誤りを書いてしまいました 彼はPK戦の挙手制について発言していたのですね。 お詫びして訂正します。 さて気を取り直して 今日は秋らしく キクをあしらった小鉢を一品 作りました。紅いカブは千葉産の「もものすけ…
町の花屋さんはもはやクリスマス一色でさびしいのでクリスマスぽい画像を入れてみました。 リンドウを見かけることはありませんが、 山の中にはまだ咲いているところもあるらしいですね。 先日、ブログに書いていらっしゃる方がいたので 「ああ、そうなの…
民間薬の本を読んでいると 圧倒的に多いのはお腹の薬や 利尿薬。 なぜか髪のための薬はあまり見かけません。 (あるとはおもうのですが不勉強ゆえ見かけず・・) 「便秘」とか 「尿の出がわるい」 という待ったなしの状態にくらべると 「毛が薄い」というの…
先日「みかんの秘めたるパワー」と題する講演を聞いてまいりました。柑橘類、特に皮にふくまれる成分の薬効は 大変なものがあるらしいですね。 確かに漢方では陳皮(チンピ)という名前で ウンシュウミカンの果皮が処方されます。 以前ユズについて書いたと…
若かりしころに見た 「エデンの東」↑これは映画版のジェームズ・ディーンのテレビドラマ版で、 使用人の中国系アメリカ人が 事あるごとに ウーチャーピー酒というのをちびちびやっていました バーボンを呑む連中に 「腐った林檎みたいな味だな」 とか言われ…
昨日は丑の日でした(#^.^#) 鰻、召し上がった方も多かったですよね、きっと。 我が家でもには行かず・・・ スーパーの鰻をいただきましたー⤴️⤴️✨ 毎年ちゃんと鰻を食べることができるなんて、 本当にありがたい・・・ううっ(最近、涙もろい) 店に溢れんば…
モモもアンズも 今、店先で並んでいて その可愛い色に つい目を引かれます。そしてこの二つの果物、 漢方では大事なお薬のもと、なんです。 木肌みたいなモモの種(核)のそのまた中に仁(じん)とよばれる中身があり、 これが生薬になっています。 アンズも…
もうすぐこどもの日。柏餅も好きですが草餅も捨てがたい・・・むむむ、悩みますよねー☺️和菓子やさんで買うものも美味しいですが、お家で草餅を作るのも香りが格別草餅にいれるヨモギ、古来から日本人に馴染みの植物で、あまりにも身近すぎて逆に見分けられ…
スプリング・エフェメラルという言葉を知りました。 「春の儚(はかな)い命」という意味で 早春、まだ落葉樹が葉を出さないうちに地上に現れ せっせと光合成をし、子孫を残すために花を咲かせ 木が繁り暗くなると地上部は枯れて ほぼ10ヵ月を地下で休眠して…
桜も終わり、この街で目につくのは写真はないけれど、モッコウバラの黄色も目に留まります。「春風に吹かれて旅に出たい」心の底からわき上がる、日本ラブ❤️❤️のこの気持ち✨あぁ、寅さんがうらやましい・・とかひとりごちていたら、折よくNHKの「フルカフェ…
お節の下ごしらえも大体終わりお屠蘇も準備完了屠蘇散には桔梗の根(咳・痰に効く)や白朮(いわゆるオケラ、体内の水をさばく)、浜防風の根(発汗、解熱効果アリ)など、普通には手に入らない薬草が入っています。寒い季節にいただくのにぴったりの薬酒だ…
薬膳のテキストから。棗(ナツメ)と竜眼(リュウガン)の赤ワイン煮。 紅くて 可愛いような 大人なような。リュウガンは冷凍品を使用。 茶色い殻を剥いたしたに現れてる白いプヨプヨが仮種皮ですほんとに目玉みたいで、竜眼の名はここからです味はライチ…
クズ。マメ科。学名はプエラリアロバータ。と聞いてあれ?と思ったあなた!するどいですねー。「プエラリア」に反応しました?私も女性週刊誌の広告で見たことがあります。ちょっとあやしげなんですよねー(個人の見解です)。豊胸になるサプリとして売られ…
冷え込みますねー。 本草的にいうと いよいよ葛根湯の季節。 日本人には馴染み深い漢方で T社のもK社のも一番がついている。 落語のマクラに「葛根湯医者」というのがあって 来る病人、来る病人、誰にでも葛根湯を処方する医者が出てくるらしい。 最後、付き…
まだまだ暑いが日続きそうですね。 今年は麦茶の代わりにハトムギ茶。 民間療法でもイボ取りとして知られているので 薬局でもいろいろなハトムギ茶が取り揃えてありますが、 これは飲み易く家族にも好評です。 いえ、イボができてるわけではないのですがね、…
つゆ草が咲きました。 一日のうちで短い間しかみられないその青色が本当にきれい。 青い色がきれいなので、夏の七草の題で書きたいと思いました。 夏の七草があるということを知ったのは薬草講座でした。 太平洋戦争も末期の1945年の夏に制定されたのが夏の…
薬草講座のK先輩がわけて下さったドクダミ化粧水。 お肌の調子がよくて、次女も気に入って使用中。少なくなってきたので、去年はじめて自分で作ったのをおろすことに。 今年も作ろうと摘んだのはいいけれど、 うっかりして昨年、ホワイトリカーとドクダミの…